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八王子|お灸で温めるツボ7選【きゅう師が解説】


SUPERVISOR COMMENT|監修者コメント

私たちの体温は深部でもおよそ37℃。それ以上に上げるのは発熱に近い状態で、自分ではなかなかできません。一方お灸は、もぐさが100℃を超える温度で燃え、皮膚には種類に応じておよそ40〜80℃の輻射熱(放射熱)が届きます。市販の台座灸なら皮膚表面はおよそ42〜50℃と心地よい温度です。この体温との大きな差=しっかりした温熱こそ、お灸ならではの強み。腹大動脈のあるお腹に施灸すると、下肢の血液循環にも変化が出て、むくみや疲労感が楽になった方を何人も見てきました。まず「足三里ひとつから」が私のおすすめです。

— 山﨑 駿(にこのあ整体院・マッサージ院 院長 / きゅう師・国家資格)

八王子で12年・延べ数万人の施術実績を持つ、きゅう師(国家資格)山﨑が選んだ7つのツボ。冷えやめぐりが気になる方、セルフお灸をこれから始めたい方へ。「正しい場所に、正しい温熱を」届けるコツを丁寧にお伝えします。お灸を生活に取り入れれば、じんわり温かい毎日が手に入ります。

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🔥 お灸が体を温めるしくみ

輻射熱(ふくしゃねつ)という道具

お灸が体を温めるのは、輻射熱(放射熱)という物理的なメカニズムによります。

輻射熱とは、熱源から直接放射される電磁波(赤外線)が皮膚に届き、皮下組織を温める仕組みです。

ここで温度を整理してみましょう。私たちの深部体温(体の中心の温度)は平常でおよそ37℃に保たれています。これを自分でそれ以上に上げるのは発熱に近い状態で、現実的ではありません。熱いお湯の入浴でも、お湯はせいぜい41〜42℃程度です。

一方お灸は、もぐさ(蓬の葉を乾燥させたもの)が燃える温度が100℃を超え、皮膚に届く温度はお灸の種類によって変わります。

お灸の種類皮膚表面のおよその温度
市販の台座灸(せんねん灸など・セルフケア向け)約42〜50℃(強・弱・ソフトで調整可)
間接灸約40〜65℃
直接灸(プロの技)約60〜80℃

体温(約37℃)とのこの大きな差=しっかりした温熱刺激が、お灸ならではの強みです。厚手の靴下を重ねて保温する工夫も有効ですが、体表の受動的な保温だけでは局所の循環を大きく変えるには限界があります。お灸の輻射熱は、体表・皮下に直接働きかけ、その部位の循環変化をサポートする点で独自の役割を持っています。

東洋医学的な見方

東洋医学の考え方では、体内を「気(き)」と呼ばれるエネルギーが流れており、この流れが滞ると冷えや不調につながると考えます。お灸は特定のツボに温熱を加えることで、気の流れを整えるアプローチとして古くから用いられてきました。

こうした東洋医学的な見方は、あくまで伝統的な思想的枠組みによるものです。科学的な機序の理解とは別に、経験的に継承されてきた知恵として参考にしてください。

🌿 お灸で温めたいツボ7選

取穴(ツボの位置を探すこと)の基本コツ

「まず押してみて、痛みや凹みを感じる場所を探す」ことが最初の一歩です。正確な位置はプロが個別に確認するとさらに効果的ですが、市販の台座灸(せんねん灸など)によるセルフケアの参考としてお使いください。

① 足三里(あしさんり)ST36

「養生のツボ」として最初の一穴

足三里(ST36)の位置イメージ
足三里(ST36):膝のお皿の下のくぼみから指4本分下、すねの骨(脛骨)の外側へ1横指。※位置はイメージです。正確な取穴は本文をご参照ください。
項目内容
部位膝蓋骨(ひざのお皿)下端の外側のくぼみ(犢鼻・ST35)から下方3寸(指4本分)、すねの骨(脛骨)の外側1横指
要穴分類合土穴・四総穴(腹部を主治)
所属経絡足の陽明胃経

どんな時にうれしいか

胃腸のめぐりをサポートしたいとき、全身の倦怠感が気になるとき、下肢の冷えやめぐり対策として。「養生のツボ」として古くから知られ、腹部にも気が通じるとされています。

院長・山﨑が最初の一穴として足三里をすすめる理由は、「位置が探しやすく、セルフケアで最も使いやすいから」。押して少しじんわり痛む場所を探してみてください。

お灸の当て方

台座灸を皮膚に貼って点火。熱さを感じてから1〜2秒待ち、「じんわり温かい」段階でそっと外します。

② 三陰交(さんいんこう)SP6

女性の不調・冷えめぐり対策の代表穴

三陰交(SP6)の位置イメージ
三陰交(SP6):内くるぶしの頂点から指4本分上、すねの骨(脛骨)の内側の縁のすぐ後ろ。※位置はイメージです。正確な取穴は本文をご参照ください。
項目内容
部位内くるぶしの頂点から上方3寸(指4本分)、すねの骨(脛骨)の内側の縁のすぐ後ろ
要穴分類足の三陰経(脾・肝・腎の3経絡)が交わる交会穴
所属経絡足の太陰脾経

どんな時にうれしいか

冷えやめぐりが気になるとき、月経に関わる不調(月経不順・生理痛など)のセルフケアとして、下半身のむくみ対策として。脾・肝・腎の3つの陰経が交わる交会穴(複数の経絡が集まるツボ)で、女性の養生穴として幅広く活用されています。

お灸の当て方

足三里と同様に台座灸で。内側のすね骨の縁に沿って、押して響く部分を探します。

⚠️ 妊娠中の方へ 重要な注意

三陰交は妊婦への慎重適用・禁鍼とされる代表的なツボです。妊娠中のセルフお灸は自己判断を控え、必ず国家資格を持つきゅう師にご相談を。

③ 関元(かんげん)CV4

元気を補う・下腹部の温活

関元(CV4)の位置イメージ
関元(CV4):おへその中央から指4本分下、お腹の正中線上 ※位置はイメージです。正確な取穴は本文をご参照ください。
項目内容
部位おへそ(臍)の中央から下方3寸(指4本分)、お腹の正中線上
要穴分類小腸の募穴(臓腑の気が集まるツボ)
所属経絡任脈(にんみゃく)

どんな時にうれしいか

下腹部の冷えが気になるとき、全身の倦怠感・気力の落ち込みを感じるとき、冷え性・月経不順のセルフケアとして。元気を補う代表的な養生穴で、古くから「養生の灸」として親しまれています。

院長・山﨑の腹部施灸エピソード

院長・山﨑は施術の現場で、お腹の調子が悪い方にお腹(腹部)へのお灸を活用することがあります。

「お腹には腹大動脈(ふくだいどうみゃく=腹部を走る大きな動脈)が通っています。腹部に温熱が届くと、その温熱刺激が下肢の血液循環にも変化をもたらすことがあります。実際に施術後、足のむくみや疲労感が楽になったとおっしゃる方を何人も経験しました」(山﨑駿)

※ あくまで院長個人の臨床的な見立てと体験談です。効果には個人差があります。

お灸の当て方

仰向けに寝た状態で台座灸を貼って点火するのが基本です。

④ 気海(きかい)CV6

「気のうみ」・全身の元気をサポート

気海(CV6)の位置イメージ
気海(CV6):おへその中央から指約2本分下、お腹の正中線上 ※位置はイメージです。正確な取穴は本文をご参照ください。
項目内容
部位おへその中央から下方1.5寸(指約2本分)、お腹の正中線上
所属経絡任脈

どんな時にうれしいか

全身のだるさ・気力の低下が気になるとき、下腹部の冷えやめぐり対策として。「気のうみ(海)」という名前が示すとおり、全身の元気をサポートするツボとされています。関元(CV4)と組み合わせると下腹部全体を温めやすくなります。

お灸の当て方

関元と同様に仰向けで。関元とあわせて2〜3壮(そう=お灸の回数の単位)ずつ、じっくり温めましょう。

⑤ 中脘(ちゅうかん)CV12

胃腸のめぐりサポート・腹部温活の要

中脘(CV12)の位置イメージ
中脘(CV12):おへその中央から指5〜6本分上、お腹の正中線上 ※位置はイメージです。正確な取穴は本文をご参照ください。
項目内容
部位おへその中央から上方4寸(指5〜6本分)、お腹の正中線上
要穴分類胃の募穴・八会穴(腑会=六腑の気が会するツボ)
所属経絡任脈

どんな時にうれしいか

胃のもたれ・消化不良のケアとして、お腹の調子を整えたいとき、冷えから来る胃腸の不調対策として。胃の募穴(前面に胃の気が集まるツボ)であり、腑(六腑)の気が会する八会穴のひとつです。

お灸の当て方

仰向けで台座灸を貼って点火。温かさをゆっくり感じながら、食後すぐは避けて食前か就寝前に行うのがおすすめです。

⑥ 太衝(たいしょう)LR3

自律神経・ストレス・気のめぐりをサポート

太衝(LR3)の位置イメージ
太衝(LR3):足の甲、足の親指と人差し指の骨の間をたどった付け根の前のくぼみ ※位置はイメージです。正確な取穴は本文をご参照ください。
項目内容
部位足の甲、第1・第2中足骨の間、骨の付け根の前方の凹み
要穴分類肝の原穴(原気が留まるツボ)・兪土穴
所属経絡足の厥陰肝経

どんな時にうれしいか

ストレスや緊張が続いているとき、自律神経の乱れが気になるとき、頭痛・めまい・月経不順のセルフケアとして。「気の巡り」を整えるツボとして、東洋医学的には合谷(LI4)と組み合わせて「四関穴(しかんけつ)」と呼ばれ、全身の気血の流れをサポートするとされています。

お灸の当て方

足の甲なので台座灸が貼りやすい部位です。第1・第2趾の骨の間を指でたどると、ちょうど凹む場所があります。押してみて響く場所を確認してから台座灸を貼ってください。

⑦ 湧泉(ゆうせん)KI1

全身の賦活・のぼせ・不眠のセルフケア

湧泉(KI1)の位置イメージ
湧泉(KI1):足の裏、足指を曲げたとき最もへこむところ(足裏の前から約3分の1) ※位置はイメージです。正確な取穴は本文をご参照ください。
項目内容
部位足の裏、足指を曲げたときに最もへこむ部分(第2・第3趾の間と踵を結んだ前1/3の点)
要穴分類井木穴(腎経の気が湧き出る起点)
所属経絡足の少陰腎経

どんな時にうれしいか

のぼせや頭のほてりが気になるとき(上半身に気が上がりすぎているとき)、全身の倦怠感・不眠のセルフケアとして、足の裏の冷えが気になるとき。「気が湧き出る泉」という名のとおり、全身の活力の起点とされています。

お灸の当て方

足の裏は皮膚が厚いため、他のツボより少し長めに温めることが多いです。足を曲げた姿勢かあぐらで座り、台座灸を貼って点火します。

📋 セルフお灸のやり方と”つまずきポイント”

市販の台座灸(せんねん灸など)を使ったやり方

セルフお灸には、市販の台座灸が最もはじめやすい選択肢です。台座の下面にシールが付いていて皮膚に貼り付けられるタイプが一般的です。

基本的な手順

STEP 1

施灸したい部位を温タオルなどで軽く温めてから、清潔で乾いた状態にする

STEP 2

ツボの位置を確認し、台座灸の台紙をはがしてツボに貼る

STEP 3

台座の上部(もぐさの先端)にライターで点火する

STEP 4

じんわり温かく感じてきたら、熱さが強くなる前(「熱い!」と感じる直前)にそっと外す

STEP 5

使い終わった台座灸は、少量の水を含ませた容器(水を入れたコップなど)に入れて確実に火を消してから、燃えるゴミとして処分する(火が残ったままゴミ箱に捨てない)

きゅう師が正直に伝える「3つのつまずきポイント」

「プロにやってもらうのと違い、自分でやるセルフお灸には正直な難しさがあります」― 山﨑駿

つまずき① 熱さの調節が難しい

どのタイミングで外すかの感覚はやってみないと分かりません。「ちょっと温かいな」と感じてから1〜2秒で外す、が目安です。我慢しすぎると火傷(やけど)の原因になります。

つまずき② 場所がうまく分からない

「だいたいこのあたり」という感覚でも始められますが、正確な位置はやはり個人差があります。押して「ここかな?」と感じる場所から試してみてください。一方で、プロにツボの位置を教えてもらうと精度が上がります

つまずき③ 台座灸を乗せすぎてすぐ外せない

複数の台座灸を同時に貼り過ぎると、急に熱くなったときにすぐ外せず、熱い思いをすることがあります。最初は1か所ずつ確認しながら行いましょう。

お灸に適したタイミング・避けるべきタイミング

タイミング可否理由
入浴後(30分以上経過後)おすすめ血行が良い状態でより効果的とされる
食後すぐ避ける消化に血液が集まっているため
飲酒後避ける感覚が鈍くなり火傷リスクが上がる
就寝30分〜1時間前おすすめリラックス状態でゆっくり温められる
激しい運動の直後避ける過度な負荷をかけない

💬 ツボの位置が分からない・プロに確認してほしい方へ

きゅう師(国家資格)が個別にツボの位置を確認しながら施灸します。まずはLINEでご相談ください。

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⚠️ 安全・禁忌(正直さ=信頼)

お灸を自己判断で行うべきでないケース

きゅう師として正直にお伝えします。以下に当てはまる方は、自己判断でのセルフお灸を控え、まず専門家にご相談ください

状況理由
皮膚に傷・炎症・湿疹がある症状を悪化させる可能性がある
施術部位が赤く腫れている(炎症)熱を加えることで炎症が悪化する可能性がある
足や下肢の感覚が鈍い方熱さを感じにくく火傷に気づきにくい
糖尿病による末梢神経障害のある方感覚が鈍く火傷が重篤化するリスクがある
妊娠中禁忌・慎重適用のツボが多い(後述)
出血傾向がある・抗凝固薬を服用中専門家への事前相談を

妊娠中の方への重要な注意

⚠️ 妊娠中の方は必ずお読みください

妊娠中の方は、お灸のツボ選びに特別な注意が必要です。三陰交(SP6)・合谷(LI4)・肩井(GB21)・崑崙(BL60)などは、鍼灸の標準的な知識において妊婦への禁鍼・慎重適用とされています。これらは東洋医学的に子宮収縮などに関わる可能性が指摘されているツボです。

妊娠中のお灸は必ず国家資格を持つきゅう師(はり師・きゅう師)に相談してから行ってください。自己判断でのセルフお灸は控えるのが安全です。

「自分には難しいかも」と感じたら

初めてお灸に挑戦する方、ツボの位置が分からない方、体に特定の症状・疾患がある方は、まずプロのきゅう師にお灸をしてもらうのが最も安心です。プロは個人のツボの位置をより正確に確認した上で施灸できます。

🏥 お灸だけでは難しい・根本ケアについて

お灸は血液循環をサポートしたり、東洋医学的な「気の流れ」を整えるアプローチとして優れています。

ただし、院長・山﨑はこう考えます。

「お灸は循環と気を整えるのに素晴らしいケアです。一方で、骨格のバランス、内臓の位置・動き、頭蓋のゆらぎ、こうした体の構造を直接整えることがものすごく大事。それぞれの問題に対して、それぞれのアプローチが必要です」― 山﨑駿

にこのあ整体院・マッサージ院では、鍼灸(はり・お灸)だけでなく、カイロプラクティック・オステオパシー・あん摩マッサージ指圧の視点を統合した施術を提供しています。

  • カイロプラクティック D.C.(CCEA認可):背骨・脊柱の専門的なアプローチ
  • オステオパシー(修学中):全身の構造と機能の調和をはかる手技療法
  • あん摩マッサージ指圧(国家資格):筋肉・経絡のアプローチ
  • 鍼灸(国家資格):経穴への鍼・お灸による刺激

セルフお灸は大切なセルフケアのひとつです。そこに専門家の施術を組み合わせることで、体の変化がさらに感じやすくなる可能性があります。

🔬 研究が示すお灸の温熱作用

院長の臨床的な見立てを補強する観察研究として、以下の2件をご紹介します。いずれも観察研究であり、ランダム化比較試験(RCT)ではありません。「冷えが治る」といった断定的な効果を示すものではなく、「こうした作用が示唆・報告されている」という段階のエビデンスとしてお読みください。

研究1:間接灸による皮膚温と心拍変動への作用

Nakahara ら(J Physiol Sci, 2022)は、健常成人を対象とした実験で、間接灸(台座灸のような直接皮膚に触れない灸)の施灸後に皮膚温の上昇と心拍数の低下が観察されたと報告しています。研究者らはこの変化が自律神経系への作用を示唆する可能性があると述べています。

PubMed ID: 36434503 DOI: 10.1186/s12576-022-00855-z

研究2:三陰交への施灸と皮膚温変化

Lin ら(Acupunct Med, 2013)は、三陰交(SP6)へのお灸後に局所の皮膚温が約11℃上昇したことを報告しています。この研究はお灸の局所温熱効果を客観的に示した観察研究です。

PubMed ID: 23598824 DOI: 10.1136/acupmed-2012-010268

これらの研究は、山﨑院長の「温熱が循環と自律神経に働きかける」という臨床的な見立てと方向性が一致しています。ただし研究規模や研究デザインの限界もあるため、「お灸で必ず〇〇になる」という断定はできません。

❓ よくあるご質問(FAQ)

Q1. やけどが心配です。台座灸で本当に大丈夫ですか?

市販の台座灸は直接皮膚に火が触れない設計になっており、正しく使えば火傷のリスクは低いです。大切なのは「熱い!」と感じたらすぐ外すこと。我慢しないのが鉄則です。台座灸の煙や熱さが気になる方は、煙の少ないタイプ・温度の低いタイプ(「ソフト」「レギュラー」など商品によって種類があります)から試してみてください。

Q2. 毎日やっていいですか?タイミングは?

毎日続けることで養生効果が期待されます(古来「七年の病に三年の艾(もぐさ)を求む」という言葉もあります)。タイミングは入浴後や就寝前がおすすめ。飲酒後・食後すぐ・激しい運動の直後は避けてください。

Q3. お灸と鍼(はり)は何が違いますか?

鍼は金属の細い針で経穴に物理的な刺激を与えます。お灸はもぐさ(蓬の葉を乾燥させたもの)を燃やした温熱刺激を与えます。鍼は即効性の刺激、お灸はじっくりした温熱ケア、というイメージの違いがあります。どちらも国家資格(はり師・きゅう師)を持つ専門家が行うことで精度が上がります。

Q4. 妊娠中や妊活中のお灸はどうすればいいですか?

妊娠中の方は自己判断でのセルフお灸を控えてください。三陰交・合谷などは妊婦への慎重適用・禁鍼とされるツボで、セルフで行うには知識と注意が必要です。妊活中の方も、ツボ選びに迷う場合は国家資格を持つきゅう師にご相談いただくことをおすすめします。

Q5. どのくらい続ければ変化を感じますか?

個人差があるため一概には言えませんが、セルフお灸は継続することで体に馴染んでいくものです。2〜4週間続けてみて体の変化を観察してみてください。変化が感じられない場合や、症状が続く・悪化する場合は、専門家への相談をおすすめします。

✅ まとめ

  • お灸はもぐさが100℃超で燃え、皮膚に約40〜80℃(市販の台座灸なら約42〜50℃)の輻射熱を届ける温熱ケア。体温(約37℃)との差が大きく、入浴などの受動的な保温とは異なる刺激を体に届けられます
  • セルフお灸の第一歩として最もおすすめのツボは「足三里(ST36)」。養生のツボとして知られ、位置が探しやすく使いやすいのが特徴です
  • 女性の冷え・めぐりケアには三陰交(SP6)、腹部の温活には関元(CV4)・気海(CV6)・中脘(CV12)、自律神経サポートには太衝(LR3)、全身の賦活には湧泉(KI1)が代表的な養生穴として活用されています
  • セルフお灸の3大つまずきポイントは「熱さの調節」「場所の確認」「複数枚貼りすぎ」。1か所ずつゆっくり確認しながら始めましょう
  • 皮膚に傷・炎症がある方、足の感覚が鈍い方、妊娠中の方は自己判断でのセルフお灸を控え、きゅう師にご相談ください
  • お灸は血液循環・気のめぐりをサポートする優れたセルフケア。骨格・内臓・頭蓋への直接アプローチと組み合わせることで、より本質的なケアが期待できます

お灸という温熱ケアを日常に取り入れることで、じんわり温かく、めぐりの良い毎日を手に入れていただけることを願っています。「まず足三里ひとつから」始めてみてください。

お灸の正しい場所を確認したい方・全身のめぐりを根本から整えたい方へ

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にこのあ整体院・マッサージ院

住所東京都八王子市元横山町3-1-2 レアリゼケント101
アクセスJR八王子駅 徒歩12分 / 無料駐車場あり
営業時間土・日・月 9:00〜21:00(火〜金:訪問医療マッサージのため休診)

参考文献

研究文献

  1. Nakahara H, Kawai E, Miyamoto T. “Acute effects of regional heat stimulation by indirect moxibustion on cardiovascular responses”, The Journal of Physiological Sciences, 2022;72(1):30. PubMed ID: 36434503 DOI: 10.1186/s12576-022-00855-z
  2. Lin LM, Wang SF, Lee RP, Hsu BG, Tsai NM, Peng TC. “Changes in skin surface temperature at an acupuncture point with moxibustion”, Acupuncture in Medicine, 2013;31(2):195-201. PubMed ID: 23598824 DOI: 10.1136/acupmed-2012-010268

経穴・鍼灸の知識的根拠

  • 原田 晃『経穴インパクト』医道の日本社(取穴法・要穴・部位)
  • 形井秀一・高橋研一 監修/坂元 大海・原島 広至 著『ツボ単』NTS, 2011(経絡経穴概論・要穴体系)

⚠️ 本記事の位置づけ

本記事は、にこのあ整体院・マッサージ院(八王子)における施術アプローチと一般的なセルフケア情報を提供する目的で作成されています。特定の疾患の診断・治療を意図したものではありません。

施術・セルフケアの効果には個人差があります。本記事内のセルフケアは、症状が軽い段階での参考としてご活用ください。

強い痛み・急激な症状悪化・神経症状(しびれの拡大、力が入らない等)がある場合は、必ず医療機関(整形外科・脳神経外科等)を先にご受診ください。当院は医療機関での検査結果を踏まえた上での施術もご相談承ります。

山﨑 駿(やまざき しゅん)

にこのあ整体院・マッサージ院 院長

資格名詳細
柔道整復師国家資格。骨折・脱臼・打撲・捻挫などの外傷を専門とする
あん摩マッサージ指圧師国家資格。あん摩・マッサージ・指圧の専門家
はり師国家資格。鍼(はり)による施術の専門家
きゅう師国家資格。灸(きゅう/お灸)による施術の専門家
D.C(ドクター・オブ・カイロプラクティック)CCEA認可。国際基準のカイロプラクターの称号(TCC:Tokyo College of Chiropractic 4,200時間 修了)
オステオパシー D.O修学中。全身の構造と機能の調和を図る総合的な手技療法
登録販売者都道府県免許

所属・認定:JCR(日本カイロプラクティック登録機構)認定 / オステオパシー・メディスン協会会員

臨床歴:12年・延べ数万人以上の施術実績

「国際基準のカイロプラクターとして、また複数の国家資格を持つ専門家として、お一人おひとりの症状に合わせた最適なアプローチを提供しています。お灸はきゅう師として12年間使い続けてきた、私のお気に入りのセルフケアのひとつです。正しいツボ、正しい温め方で、皆さまのめぐりをサポートできることを願っています」

この記事の内容は、院長の専門的知識と臨床経験に基づいています。症状が重篤な場合や不安がある場合は、必ず医療機関へご相談ください。



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