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八王子|過敏性腸症候群(IBS)の整体・鍼灸ケアの考え方

「今日も外に出るのが不安で…」「電車に乗ったらトイレに行けないかもしれない」──そんな思いで毎日を過ごしていませんか?過敏性腸症候群(IBS)は、検査では異常が見つからないのに、腹痛・下痢・便秘が繰り返される状態です。八王子のにこのあ整体院・マッサージ院では、ストレスや悩みを複雑に抱えた若い世代の方からのご相談が増えています。消化器内科での診察を土台に、体全体を整えるサポートをお伝えします。

まず大切なこと

整体・鍼灸のケアは、消化器内科での診察・検査を受けた後のサポートとして位置づけています。大腸がんや炎症性腸疾患などの器質的疾患との鑑別が最優先です。「消化器内科で異常なし」と言われた後に、体を整えるためのひとつの選択肢としてご活用ください。

「外出が怖い」そのお腹の不安、ひとりで抱え込んでいませんか?

「大事な会議の前に必ずお腹が痛くなる」「電車に乗ったらトイレに行けないかもしれないと思うと、乗れない」──過敏性腸症候群(IBS)を抱えている方は、こうした不安をずっとひとりで抱えていることが少なくありません。

行動を制限して、出かけることをあきらめて、だんだん活動量が落ちていく。その悪循環がつらさをさらに深めてしまうことも多いです。

検査で「異常なし」と言われても、苦しさは本物です。数値に出ない分だけ、周囲に理解されにくいもどかしさがあることも、臨床の場でよく感じています。

この記事では、IBSの基本的な考え方から、生活習慣のケア、そして八王子のにこのあ整体院・マッサージ院で実践している全身アプローチの考え方まで、わかりやすくお伝えします。

過敏性腸症候群(IBS)とは?──3つの型を知っておこう

過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome:IBS)は、大腸に炎症や潰瘍などの器質的な異常が見られないにもかかわらず、腹痛・腹部不快感を伴う便通異常(下痢・便秘、またはその両方)が繰り返される状態をいいます。

国際的には「Rome基準」をもとに診断が検討され、6か月以上前から症状があり、最近3か月のうち月3日以上、腹痛や腹部不快感が繰り返されることが目安のひとつとされています(診断は医師が行います)。

IBSの3つの型

主な特徴
下痢型(IBS-D)水様・軟便が多い。排便後に腹痛が和らぐことが多い。急な便意が起きやすく、外出時の不安につながりやすい
便秘型(IBS-C)硬い便・兎糞状の便が多い。お腹の張りや膨満感を伴う
混合型(IBS-M)下痢と便秘を交互に繰り返す。どちらの症状も経験する

自分がどの型に近いかを把握しておくと、生活習慣の調整やかかりつけ医への相談がスムーズになります。まずは消化器内科への受診から始めることをお勧めします。

「ガス型」でお悩みの方へ

上記の3型とは別に、お腹の張り(腹部膨満)やおなら(ガス)の増加・においが気になることを主な悩みとする方も多く、これらは俗に「ガス型」と呼ばれることがあります(医学的な正式分類とは異なり、便通の型と重なって現れることもあります)。「人前でお腹が鳴る・においが気になって人と会うのがつらい」という形で、外出や対人の不安につながりやすいのも特徴です。

臨床で感じるのは、ガス型の不快感を訴える方は、緊張で無意識に空気を飲み込む(呑気〔どんき〕)クセや、早食い・姿勢・自律神経の乱れが背景にあるケースが少なくないということです。当院では、お腹だけでなく姿勢・呼吸・自律神経まで含めて全身を確認し、生活面(よく噛む・炭酸や一部の発酵性食品を控える等)のアドバイスも合わせてお伝えしています。ただしガスの増加には食事内容や腸内環境、ときに別の疾患も関わるため、続く場合はまず消化器内科でのご相談をおすすめします。

なぜストレスでお腹が痛くなるの?脳腸相関のしくみ

IBSの大きな特徴のひとつが、ストレスや不安が症状に影響しやすいという点です。これには「脳腸相関(のうちょうそうかん)」というしくみが関わっています。

脳と腸は迷走神経などを通じて双方向につながっており、不安・緊張・疲労などのストレスが腸の動きに影響します。また、腸からのシグナルが脳の感情にも影響を与えることがわかっています。腸には神経細胞が豊富に存在し、「第二の脳」とも呼ばれます。

IBSでは、内臓知覚過敏(ないぞうちかくかびん)といって、腸の伸び縮みなど通常では痛みと感じない刺激を、強い痛みや不快感として感じやすくなっている状態が関わると考えられています。「人より少しの刺激でお腹が反応してしまう」のは、気のせいでも我慢が足りないわけでもなく、こうした体のしくみが背景にあるのです。

院長監修コメント / 山﨑 駿 院長

「臨床で感じるのは、最近は若い世代の方にも多く、ストレスや悩みを複雑に抱えている方が目立つということです。IBSは『気のせい』では決してありません。脳と腸が本当につながっているから、ストレスでお腹が反応するのです。この双方向性を理解した上で、体の土台を整えることが大切だと考えています」

背骨と内臓の関係(体性内臓反射のしくみ)について、より詳しくは以下の記事をご参照ください。
お腹の張り・便秘は背骨から?体性内臓反射とは

IBSセルフチェックリスト

以下の項目に複数当てはまる場合は、IBSの可能性が考えられます。ただし、自己診断はせず、まず消化器内科を受診してください。

  • 腹痛・腹部不快感が3か月以上続いている
  • 排便すると腹痛が楽になることがある
  • 便の回数や形状が変わると同時に腹痛が起きやすい
  • 外出前や緊張する場面で症状が悪化する
  • 下痢と便秘を繰り返している(または両方)
  • 「いつ症状が出るかわからない」という不安から行動を制限している
  • 消化器内科・内科で「異常なし」と言われたことがある

チェックが多くても、まず大切なのは器質的疾患の除外です。必ず消化器内科での検査を先に受けてください。

生活・食事・運動──体を整える3つの土台

IBSのケアは、生活習慣の改善が基盤になります。当院では施術と並行して、以下の3つの土台を整えることを大切にしています。

食事のポイント

比較的控えたいもの比較的とりいれやすいもの
脂っこい食事・揚げ物温かいスープ・消化しやすい食品
刺激物(辛いもの・アルコール)水溶性食物繊維(便秘型:特に意識)
冷たい飲み物・食品常温〜温かい飲み物
FODMAPが多い食品(※)発酵食品(ヨーグルト・味噌)を少量

※ FODMAPとは、小腸で吸収されにくい発酵性炭水化物の総称(乳製品・一部の豆類・果物など)です。低FODMAP食はIBSへの効果が研究されていますが、実践にはかかりつけ医・管理栄養士との相談が望ましいです。腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスの乱れもIBSの病態に関わることが知られており、発酵食品やプロバイオティクスへの関心が高まっています。ただし効果には個人差が大きく、まずはかかりつけ医に相談しながら、少量から取り入れていくのが安全です。

運動のポイント

軽い有酸素運動(ウォーキングなど)は腸の動きを促し、自律神経を整える助けになることが期待されています。強度が高すぎると逆効果になる場合もあるため、「少し汗ばむ程度」を目安に、継続しやすい方法を選ぶことが大切です。

2022年のコクランレビュー(Nunan et al., 2022)では、ヨガやウォーキングなどの身体活動がIBSの症状改善につながる可能性が示されています。ただし証拠の質は非常に限定的で、生活の質や腹痛への明確な効果までは確認されていません。「効くと断言できるものではないが、無理のない範囲で体を動かすことは試す価値がある」という距離感で取り入れるのが適切です。

臨床で感じるのは、IBSをきっかけに活動量が落ちてしまい、そのことがさらに体調悪化につながる悪循環に陥っている方が少なくないということです。「外出が怖いから動かない」→「体力・自律神経のバランスがさらに崩れる」という流れは、早めに断ち切ることが大切です。まず「無理のない範囲で動く」ことが、体を整える入口になります。

睡眠・ストレスのポイント

  • 規則正しい睡眠リズムを整える
  • 入浴で副交感神経を優位にする習慣を持つ
  • 腹式呼吸や軽いストレッチで体をほぐす
  • 「いつ症状が出るか」という予期不安を、信頼できる人や専門家に話す機会を持つ

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当院(にこのあ整体院)のIBSへの全身アプローチ

当院では、IBSの方に対して「お腹だけを診る」のではなく、全身を検査してからアプローチすることを基本にしています。

なぜ全身を診るのか

IBSは原因が複雑なことが多いです。背骨・骨盤のゆがみ、筋肉の緊張、自律神経のバランス、睡眠の質、ストレスレベルなど、さまざまな要因が絡み合っています。そのため、まずは全身の状態を丁寧に確認することが、その方に合ったアプローチへの第一歩だと考えています。

臨床で感じるのは、腰や骨盤まわりの状態が腸の働きに影響している方が少なくないということです。体性内臓反射のしくみ(背骨と内臓の神経的なつながり)については、こちらの記事で詳しく解説しています。

整体・オステオパシーによるアプローチ

2022年にBMJ Openへ掲載されたオステオパシーに関するシステマティックレビュー(Bagagiolo et al., 2022)では、消化器系症状への手技療法の可能性が示唆されています。ただし研究の質にばらつきがあり、「これで症状が改善する」と断言できる段階ではありません。あくまで体の土台を整える補助的なケアとして位置づけています。また、2014年にJ Am Osteopath Assoc誌へ掲載されたミュラーらの研究(Müller et al., 2014)でも、IBSへのオステオパシー介入の可能性が報告されていますが、同様に補助的ケアとしての検討が適切です。

当院では、CCEA(カイロプラクティック教育認定機構)認可のD.C.(ドクター・オブ・カイロプラクティック)、国家資格(柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師)、そしてオステオパシーD.O.(専攻中)の知見を組み合わせながら、お一人おひとりの体の状態に合わせたアプローチを行っています。

オステオパシーで腰痛・自律神経を根本ケア

鍼灸によるアプローチ

鍼灸がIBSに与える影響については複数のレビュー研究が行われています。2012年にAm J Gastroenterol誌へ掲載されたマンハイマーらのシステマティックレビュー(Manheimer et al., 2012)では、「偽鍼(プラセボ)と比較した場合には明確な上乗せ効果は確認されなかった」一方で、薬物療法と比較した試験では鍼治療を受けた方の症状改善が報告された、と整理されています。ただしこの差には患者さんの期待などの影響も指摘されており、効果は限定的というのが現時点での誠実な評価です。

これらの研究が示すのは、鍼灸が消化器内科での標準的な治療に置き換わるものではなく、体調を整える補助的なケアとしての位置づけが適切だということです。標準治療と並行して、全身の状態を整えるサポートとしてご活用いただけます。

自律神経・更年期の鍼灸ケア

生活指導も合わせて行います

当院では施術だけでなく、食生活・運動・睡眠についてのアドバイスも行っています。IBSは日常生活の積み重ねが症状に影響しやすいため、生活全体を見直すことが大切です。

院長監修コメント / 山﨑 駿 院長

「いつ過敏性になるかわからないから出かけるのが億劫」──そのように感じている方が、少しでも外に出やすくなる、好きな場所に行ける、そのサポートができればと思っています。活動性が下がると自律神経の乱れや筋力低下につながり、悪循環になるのもよくないため、まず動ける体を取り戻すことを一緒に目指しましょう。

内臓疲労を感じたら

こんなサインがあったら消化器内科へ──器質的疾患の除外が最優先

以下のサインがある場合は、IBSとは別の病気が隠れている可能性があります。整体・鍼灸よりも前に、まず消化器内科を受診してください

消化器内科への受診が必要なサイン

  • !血便(便に血が混じる)
  • !発熱を伴う腹痛・下痢
  • !短期間での急激な体重減少
  • !強い倦怠感・異常な疲れが続く
  • !夜間の腹痛・下痢で目が覚める
  • !貧血の症状(立ちくらみ・顔色の悪化)
  • !50歳以上で初めてIBSのような症状が現れた

IBSの診断は「除外診断」が基本です。大腸がん・クローン病・潰瘍性大腸炎などの器質的疾患でないことを確認した上で、生活習慣の見直しや補助的な整体・鍼灸ケアを検討するのが正しい順序です。上記のサインがひとつでもある場合は、必ず消化器内科を受診してください。

消化器内科ではどんな選択肢がある?

消化器内科では、症状のタイプに応じた薬物療法(便通や腸の動きを整える薬、おなかの張りや痛みをやわらげる薬など)や、ストレスとの付き合い方を扱う認知行動療法(CBT)などが選択肢として検討されます。こうした標準的な治療を土台にしながら、体の状態を整えるサポートとして整体・鍼灸を併用していただくのが、もっとも安全で現実的な取り組み方です。当院は標準治療に置き換わるものではなく、あくまで併用のサポート役という立場を大切にしています。

まとめ

  • 過敏性腸症候群(IBS)は下痢型・便秘型・混合型の3タイプがあり、検査では異常が見つからないのに腹痛・便通異常が繰り返される状態
  • 脳腸相関のしくみから、ストレスや自律神経の乱れが腸の機能に影響する
  • まず消化器内科で器質的疾患を除外することが最優先──整体・鍼灸はその後のサポート
  • 食事・運動・睡眠という生活の土台を整えることがケアの基本
  • 整体・オステオパシー・鍼灸の研究では補助的なケアとしての可能性が示唆されているが、効果を断定できるものではない
  • 当院では全身を検査した上でアプローチし、施術と生活指導を組み合わせてQOL向上をサポート
  • !血便・発熱・体重減少・夜間症状・50歳以上の新規発症は必ず消化器内科へ

「いつお腹の調子が悪くなるかわからない」という不安から解放されて、好きな場所に出かけられる毎日を取り戻すために、まずは体の状態を確認することから始めてみませんか。八王子のにこのあ整体院・マッサージ院では、初めての方でも安心してご相談いただけます。

にこのあ整体院・マッサージ院

八王子でお腹の不調・IBSにお悩みの方へ

初回 3,300円(税込)

再検査の次回も無料(2回分)

LINEで予約・相談する(無料)

営業:土・日・月 9:00〜21:00 東京都八王子市元横山町3-1-2 レアリゼケント101

参考文献

関連研究(IBS・鍼灸に関する研究)

1. Manheimer E, et al. “Acupuncture for irritable bowel syndrome: systematic review and meta-analysis.” Am J Gastroenterol. 2012;107(6):835-47. PMID: 22488079

2. Nunan D, et al. “Physical activity for treatment of irritable bowel syndrome.” Cochrane Database Syst Rev. 2022;6(6):CD011497. PMID: 35766861

当院の施術分野に関する研究(IBS・オステオパシーに関する研究)

3. Müller A, et al. “Effectiveness of osteopathic manipulative treatment for managing symptoms of irritable bowel syndrome: a systematic review.” J Am Osteopath Assoc. 2014;114(6):470-9. PMID: 24917634

4. Bagagiolo D, et al. “Efficacy and safety of osteopathic manipulative treatment: an overview of systematic reviews.” BMJ Open. 2022;12(4):e053468. PMID: 35414546

執筆者プロフィール

DIRECTOR & PRACTITIONER

Director

山﨑 駿

YAMAZAKI SHUN

にこのあ整体院・マッサージ院 院長

柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の国家資格4種を保有。さらに国際基準カイロプラクティック学位 D.C.(CCEA認可)を取得し、現在オステオパシー D.O. を修学中。JCR(日本カイロプラクティック登録機構)認定カイロプラクター。オステオパシー・メディスン協会会員。登録販売者(都道府県免許)。臨床歴12年・延べ数万人の施術経験をもとに、お一人おひとりに最適なアプローチをご提案しています。

国家資格(4種)

資格名詳細
柔道整復師国家資格。骨折・脱臼・捻挫などの外傷を専門とする。日本工学院八王子専門学校 柔道整復科 卒業。
あん摩マッサージ指圧師
はり師・きゅう師
国家資格3種。東洋医学に基づくマッサージ・鍼・灸の専門家。東京呉竹医療専門学校 はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師科 卒業。
D.C.(ドクター・オブ・カイロプラクティック)CCEA(カイロプラクティック教育認定機構)認可。4,200時間の教育課程修了。TCC東京カレッジオブカイロプラクティック卒業。JCR(日本カイロプラクティック登録機構)認定。
オステオパシー D.O.(修学中)ディプロム・ド・オステオパシー(取得予定・修学中)。SAJスティルジャパンアカデミー(フランス系オステオパシー)にて研鑽中。オステオパシー・メディスン協会会員。
登録販売者都道府県免許。一般用医薬品(漢方薬を含む)の販売・相談対応が可能。

Education / 学歴

  • 日本工学院八王子専門学校 柔道整復科 卒業(柔道整復師 国家資格取得)
  • 東京呉竹医療専門学校 はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師科 卒業(国家資格3種取得)
  • TCC東京カレッジオブカイロプラクティック 卒業(CCEA認可・D.C.取得/4,200時間カリキュラム)
  • SAJスティルジャパンアカデミー(フランス系オステオパシー)修学中(D.O.取得予定)

「IBSに悩む方の多くが、『検査で異常がないのに苦しい』というもどかしさを感じています。当院では全身を検査した上でアプローチし、施術と生活習慣の見直しを一緒に行うことで、少しでも不安なく日常を送れるよう力になりたいと考えています。まずはお気軽にご相談ください」

にこのあ整体院・マッサージ院 院長 山﨑 駿(やまざき しゅん)

この記事の内容は、院長の専門的知識と臨床経験に基づいています。

症状が重篤な場合や不安がある場合は、必ず医療機関へご相談ください。

にこのあ整体院・マッサージ院

八王子でお腹の不調・IBSにお悩みの方へ

初回 3,300円(税込)

再検査の次回も無料(2回分)
八王子で全身トータルケアを提供しています

LINEで予約・相談する(無料)

営業:土・日・月 9:00〜21:00(火〜金:訪問医療マッサージのため休診)
東京都八王子市元横山町3-1-2 レアリゼケント101 JR八王子駅 徒歩12分/無料駐車場あり

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