低気圧でむくみと肩こりが同時に悪化する理由と八王子整体でのアプローチ
「雨の日は体がパンパンに重くて、肩こりもひどい」「低気圧が近づくとむくみと肩こりが一緒にひどくなる」——こういうご相談を受けることがよくあります。むくみと肩こりは別々のお悩みに見えますが、実は低気圧時には同じメカニズムで悪化します。
低気圧でむくみと肩こりが同時に悪化する理由

低気圧が近づくと気圧が下がり、血管から周囲の組織に水分(組織間液)が滲み出やすくなります。この水分の増加が、むくみと肩こりの両方に影響します。首・肩まわりがむくむと血流が阻害されて筋肉に酸素・栄養が届きにくくなり、老廃物が排出されにくくなり、神経が圧迫されて痛みやこりを強く感じやすくなります。
リウマチ性疾患患者62名を対象とした1ヶ月間の前向き研究では、気圧・温度の変化が関節の痛みや腫脹(むくみ)に影響を与えることが報告されています(Guedj & Weinberger, Ann Rheum Dis, 1990, PMID: 2322026)。筋骨格系の疼痛と気候因子の関係を14年間・44,212名で分析した研究でも、気圧を含む気候変数が疼痛パターンに統計的に有意な影響を与えることが示されています(Cuenca-Zaldívar et al., Int J Rheum Dis, 2025, PMID: 40040581)。
リンパと肩こりの意外なつながり

リンパは全身に張り巡らされた老廃物の回収・免疫システムで、筋肉の収縮・ポンプ作用によって流れます。低気圧の日は体がだるく活動量が落ちがちで、リンパの流れが停滞し首・肩まわりに老廃物が蓄積します。これが「低気圧の日はいつもより肩こりが取れない」という感覚につながります。
院長の臨床メモ
八王子の当院では、むくみが出ている方に対して全身のマッサージを行うことで血流の還流を促し、体の活性化を図るアプローチをとることがあります。首・肩まわりだけを集中してほぐすのではなく、全身の流れを整えることで、リンパや血流の停滞が改善されやすくなります。「むくみを取ってほしい」というご相談から来院された方が、「肩こりも楽になった」とおっしゃることがあります。むくみと肩こりは根っこがつながっていることが多いです。
※個人の体験であり、効果には個人差があります。
当院でのリンパ・むくみへのアプローチ

にこのあ整体院・マッサージ院では、むくみ×肩こりに対して以下の施術を組み合わせます。あん摩マッサージ指圧(国家資格)では、リンパの流れに沿った手技で首・肩・鎖骨まわりのリンパを促します。オステオパシー的内臓アプローチ(D.O.修学中)では、横隔膜(呼吸の主要筋)の動きを整えることで全身のリンパポンプ機能の改善が期待できます。鍼灸(はり師・きゅう師国家資格)では、水分代謝を促すとされるツボへのアプローチでむくみの緩和が期待できます。
注意:整体・手技療法の効果には個人差があります。疾患(心臓・腎臓・甲状腺など)によるむくみが疑われる場合は、まず医療機関を受診してください。
むくみ×肩こりのセルフケア
① 鎖骨まわりのリンパほぐし(1日2回・各2分):人差し指〜薬指の3本を鎖骨の下に当て、内側から外側(脇の方向)へやさしく10回撫でます。リンパ管は皮膚の直下にあるため「なでる」程度の優しさで十分です。
② 深呼吸(横隔膜ポンプ):鼻から4秒かけてゆっくり吸い(お腹が膨らむように)、口から8秒かけてゆっくり吐きます。これを5回繰り返す(1日3回)。横隔膜の上下運動がリンパの流れを促します。
③ 肩まわしで筋肉ポンプを使う:両肩を耳に近づけるように上げ、後ろへ大きく回します(10回)。肩甲骨を寄せるように意識して前後両方向に行います。デスクワーク中でもできる簡単なケアです。
まとめ
- 気圧低下で組織間液が増加し、首・肩まわりがむくむ
- むくみが血流を阻害し、筋肉の緊張・疲労回復の遅れにつながる
- リンパの停滞で老廃物が蓄積し、肩こりが長引く
「低気圧のたびに体がだるく重い」という方は、ぜひ当院にご相談ください。
初回3,300円(再検査の次回も無料/2回分)
参考文献
- Guedj D, Weinberger A. Ann Rheum Dis. 1990;49(3):158-9. PMID: 2322026
- Cuenca-Zaldívar JN et al. Int J Rheum Dis. 2025;28(3):e70125. PMID: 40040581
執筆者プロフィール
山﨑 駿(やまざき しゅん)
にこのあ整体院・マッサージ院 院長
国家資格4種(柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師)/D.C.(CCEA認可・国際基準カイロプラクター)/オステオパシー D.O.修学中(取得予定)/JCR認定カイロプラクター/オステオパシー・メディスン協会会員/登録販売者
臨床歴:12年・延べ数万人以上の施術実績
本記事は院長の専門的知識と臨床経験に基づいています。症状が重篤な場合は必ず医療機関へご相談ください。※個人の感想・事例であり、効果には個人差があります。
最終更新:2026-05-23
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