「整体って、なんだか高い気がする」——そう感じたことはありませんか。病院のリハビリは数百円なのに、整体は1回4,500円。窓口で払う金額だけを比べれば、そう思うのは自然なことです。
けれど、その「窓口の金額」と「実際にかかっている本当のコスト」は、まったくの別物です。八王子のにこのあ整体院・院長で国家資格を4つもつ山﨑駿が、保険のリハビリの“本当の値段”を診療報酬点数から計算し、整体の料金が適正かどうかを、データで正直にお話しします。
「整体は高い」と感じるのは、ごく自然なことです
整形外科などで受ける保険のリハビリは、窓口で払う金額が数百円〜千円台です。一方、自費の整体は1回数千円。並べて見れば、整体のほうが高く感じられて当然です。
でも、ここで一度立ち止まって考えてみたいのが、「窓口で払う金額=そのサービスにかかっている本当のコスト」ではない、という点です。保険のリハビリには、私たちが窓口で払っていない“見えない部分”があります。そこを計算に入れて並べ直すと、見え方がまったく変わってきます。
【結論】保険リハの“本当の値段”で比べると、整体は適正価格です
先に結論をお伝えします。
保険のリハビリの料金を、自己負担ではなく「10割(全額)」の本当のコストに計算し直すと、にこのあ整体院の料金(40〜50分で4,500円)は、ほぼ同じ水準でした。つまり整体が特別に高いのではなく、保険リハの“本当の値段”が窓口に出ていないだけなのです。
なぜそう言えるのか。実際の診療報酬点数を使って、順番に計算していきましょう。
診療報酬点数で計算してみる
病院やクリニックで受けるリハビリの料金は、国が定めた「診療報酬点数」で決まっています。ルールはとてもシンプルです。
- 1点=10円
- リハビリは1単位=20分で計算する
腰痛や肩こりなど、整体が対象とするような体の不調に最も近いのが「運動器リハビリテーション料」です。2024年度(令和6年度)の改定では、次のように定められています。
| 運動器リハ料 | 点数(1単位=20分) | 10割(本当のコスト) |
|---|---|---|
| (I) | 185点 | 1,850円 |
| (II) | 170点 | 1,700円 |
| (III) | 85点 | 850円 |
つまり、最も手厚い運動器リハ(I)でも、20分で1,850円(10割)。これを1分あたりに直すと約92.5円です。この単価で、にこのあ整体院の施術時間(40〜50分)に換算して並べてみます。
にこのあ整体院 4,500円 と、保険リハの比較
| 比べる相手 | 40分 | 50分 |
|---|---|---|
| にこのあ整体院(全額自己負担) | 4,500円 | 4,500円 |
| 保険リハの本当のコスト(10割換算) | 約3,700円 | 約4,625円 |
| └ 差(整体 − 実コスト) | +800円 | −125円 |
| 患者さんの窓口負担(3割) | 約1,110円 | 約1,388円 |
| 窓口負担(1割・高齢の方) | 約370円 | 約463円 |
結果はご覧のとおりです。本当のコスト(10割)で比べると、整体4,500円との差は40分で+800円、50分ではむしろ整体のほうが125円安いという、ほぼ同じ水準でした。
※リハビリは20分単位で算定するため、上記は1分単価(92.5円)で時間換算した概算です。実際の保険診療では、これに初診・再診料やリハビリ計画の料金などが別途加算されます。点数は2024年度改定時点のものです。
なぜ窓口の負担は、こんなに安く見えるのか
「本当のコストはほぼ同じ」なのに、窓口では3割で1,000円ちょっと。整体の4,500円とは3,000円以上の差に“見えて”しまいます。この差の正体はシンプルです。
保険のリハビリで窓口の負担が1〜3割で済むのは、残りの7〜9割を、みんなの健康保険料と税金が肩代わりしているからです。つまり、リハビリの“本当の値段”は、あなたの窓口の領収書には出ていないだけなのです。
整体は完全に自費なので、この“肩代わり”がありません。だから10割(全額)が窓口の料金として表に出ます。「整体が高い」のではなく、「保険リハの本当の値段が見えにくい」——これが、多くの方が感じる違和感の本当の理由です。
自由診療(自費)だからこそ、できることがあります
では、同じくらいのコストをかけるなら、自費の整体にはどんな価値があるのでしょうか。保険診療には保険診療の、自費施術には自費施術の良さがあります。にこのあ整体院が大切にしているのは、次のような点です。
1. 施術内容と時間の自由度
保険のリハビリは「20分で1単位」と時間が区切られています。一方、自費の施術には時間の制限がなく、それぞれの院が定めた時間のなかで、納得いくまでしっかりと体に向き合えます。にこのあ整体院では40〜50分かけて、お一人おひとりの状態に合わせた施術を行います。
2. 保険の枠にとらわれない、多彩なアプローチ
保険診療には「ここまで」という決められた枠があります。自費施術なら、その枠にとらわれず、必要な施術を組み合わせられるのが大きな特徴です。にこのあ整体院では、国家資格4つ(柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師)に加え、カイロプラクティックのD.C.(Tokyo College of Chiropractic/CCEA認可)やオステオパシーの視点も取り入れ、骨格・筋肉・神経・内臓のつながりまで幅広くみていきます。だからこそ、アプローチが多岐にわたります。
そもそも、整体に健康保険は使えるの?
「整体にも保険が効けばいいのに」と思われるかもしれません。ここは誤解の多いところなので、正直にお伝えします。
柔道整復師(接骨院・整骨院)の健康保険が使えるのは、骨折・脱臼・打撲・挫傷(肉ばなれなど)・捻挫といった“ケガ”の場合のみです(骨折・脱臼は応急手当を除き医師の同意が必要です)。
慢性的な肩こり・腰痛・体の疲れ・体調管理などを理由に健康保険を使うことは、ルール上できません。これらで保険を使えば不正請求になってしまいます。慢性的な不調へのケアは、もともと自費で受けるのが正しい形なのです。
つまり、「整体に保険が効かない」のは制度上あたりまえのこと。その分、自費施術はケガに限らず、慢性的なお悩みにもじっくり向き合えるという強みがあります。保険が使える整骨院・整形外科との使い分けは、「整骨院・整体・整形外科どこへ行く?迷わない選び方」でくわしく解説しています。
整体の「適正価格」をどう考えるか
ここまでの計算をふまえると、自由診療の整体の適正価格は、おおむね4,500〜6,000円程度が一つの目安といえます。これは、保険リハの本当のコスト(10割)と並べても、けっして高すぎない範囲です。
ただ、私がいちばんお伝えしたいのは、「安ければいい」「高ければいい」というものではない、ということです。
体が変わっていくには、ある程度の時間がかかります。だからこそ大切なのは、一度きりの安さでも、特別な高さでもなく、あなたが無理なく続けて通える範囲の金額かどうか。続けられる料金で、納得できる施術を受けられること。それが、本当の意味での「適正価格」だと考えています。
にこのあ整体院の料金と、通い方
八王子のにこのあ整体院では、料金をわかりやすく、続けやすい形にしています。
- 初回 3,300円(次回も無料)
- 通常料金 4,500円(40〜50分)
初回はじっくりお体の状態を確認し、その場で変化を感じていただくことを大切にしています。国家資格4つとカイロプラクティック・オステオパシーの視点で、その場しのぎではなく、不調の根本にアプローチします。
ご予約・ご相談はLINEから受け付けています
執筆者:山﨑駿(にこのあ整体院・院長)
柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の国家資格4つを保有。カイロプラクティックのD.C.(Tokyo College of Chiropractic/CCEA認可)取得、オステオパシーのD.O.専攻中。臨床歴12年・数万人の施術実績をもとに、八王子で「笑顔でお迎え、笑顔でお帰り」を掲げ、統合的な整体・マッサージを提供しています。
※本記事は健康に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の効果を保証するものではありません。整体・マッサージは医療行為(診断・治療)ではなく、効果や感じ方には個人差があります。診療報酬点数は2024年度(令和6年度)改定時点のもので、料金比較は時間単価による概算です。痛みやしびれが強い場合、また症状が続く場合は、まず医療機関の受診をご検討ください。
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