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八王子|半月板損傷でも歩ける?【国家資格4種・D.C.】

最終更新日:2026-07-26

八王子で国家資格4種とD.C.(カイロプラクティックの専門職学位)を持つ、にこのあ整体院・マッサージ院院長の山﨑がお話しします。半月板損傷と言われて「歩いていいの?」「手術しかないの?」と不安な方へ。結論から先にお伝えすると、傷ついた組織そのものは元には戻りません。けれど、痛みや動かしにくさという「機能」の面は、アプローチ次第で改善が見込める場合があります。まずは正しい情報から、一緒に整理していきましょう。

👨‍⚕️ 監修者コメント

構造的な変化(病理的な変化)が起きてしまった組織自体は、基本的には元には戻りません。しかし「痛み」や「関節の動かしにくさ」といった機能的な問題については、アプローチによって改善できる場合があります。

— 山﨑 駿(にこのあ整体院・マッサージ院 院長)

この記事では、半月板損傷という「構造の問題」と、痛みや動かしにくさという「機能の問題」を分けて考えることを軸に、八王子の整形外科の受診目安から、当院で正直にお話しできること・できないことまでをまとめました。

📌 この記事のポイント

💡 結論を先に

  • 半月板は膝のクッションの役割を果たす組織で、損傷すると痛みやひっかかり、ひどい場合はロッキングが起こることがあります。
  • ロッキング・膝の腫れ・膝くずれ・体重をかけられないなどのサインがあれば、すぐに整形外科を受診してください。
  • 「歩ける」ことは判断材料の一つにすぎず、それだけで重症度を決めることはできません。
  • 中高年の変性断裂については、手術と運動療法とで長期的な成績に差がなかったという報告がありますが、手術の要否は主治医の判断によります。
  • 構造的な変化が起きた組織自体は元には戻りませんが、痛みや動かしにくさという機能面はアプローチによって改善が見込める場合があります。
  • 外傷性の半月板損傷そのものに整体で直接できることはほとんどありませんが、医師の診断のもとでの後療法や、全身のバランスを整えるアプローチでお手伝いできることがあります。

🦵 半月板とは何をしている組織か

💡 結論:半月板は膝のクッションとなる組織で、損傷すると痛みやひっかかり、重度になると膝に水がたまる・ロッキングが起こることがあります。

半月板は、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)の間にある、三日月型のクッションのような組織です。膝にかかる体重の衝撃を吸収し、関節の動きを安定させる役割を担っています。

日本整形外科スポーツ医学会の資料によると、半月板を損傷すると、膝の曲げ伸ばしの際に痛みやひっかかりを感じるようになります。ひどい場合には、膝に水がたまったり、膝を動かせなくなる「ロッキング」という状態が起こることもあると説明されています¹。

症状のレベル具体的な状態
軽度〜中等度曲げ伸ばし時の痛み・引っかかる感じ
重度膝に水がたまる、急に膝の力が抜ける、膝が動かせなくなる(ロッキング)

「ひっかかり」や「ロッキング」という言葉に心当たりがある方は、次の項目を必ず確認してください。

🚨 ★すぐ整形外科へ:見逃したくないサイン

🔴 このサインがあれば、自己判断で様子を見ずすぐに整形外科を受診してください

  • ✅ 膝が急に動かせなくなった(ロッキング)
  • ✅ 膝に水がたまって腫れている感じがある
  • ✅ 歩いている途中で膝の力がガクッと抜ける(膝くずれ)
  • ✅ その足に体重をかけられないほど痛い
  • ✅ 転倒やスポーツ中の強い衝撃など、受傷のきっかけがはっきりしている
  • ✅ 日常生活の動作(階段の昇り降り・立ち座り)に明らかな支障が出ている

半月板損傷が疑われる場合、まずお伝えしたいのは「自己判断で様子を見続けない」ということです。上記のようなサインがある場合は、八王子近郊の整形外科を含め、できるだけ早く医師の診察を受けてください。

強い衝撃による外傷性の半月板損傷では、明らかな痛みや炎症のサインが出やすいことが知られています。受傷のきっかけがはっきりしている場合や、日常生活の動作に明らかな支障が出ている場合は、様子を見ずにすぐ医師の診察を受けていただくよう、当院でも常にお伝えしています。半月板損傷の確定診断は、レントゲンでは半月板そのものが写らないため、MRIなどの画像検査を含めて医師が行うものです¹。

🚶 「歩ける」ことをどう考えるか

💡 結論:「歩けるから軽い」「歩けないから重い」とは単純に判断できません。「歩ける」はご自身の状態を知る材料の一つにすぎず、それだけで重症度や手術の要否を決めることはできません。

「半月板損傷 歩ける」という言葉で検索される方はとても多くいらっしゃいます。ここで大切にしていただきたいのは、「歩けるから軽い」「歩けないから重い」と単純に判断できるわけではないという点です。

歩けるかどうかは、痛みの強さ・炎症の有無・膝の安定性など、いくつもの要素が組み合わさって決まります。歩けているのに実は断裂が進んでいることもあれば、強い痛みが出ていても比較的軽い損傷であることもあります。「歩ける」という情報は、ご自身の状態を把握するための材料の一つではありますが、それだけで手術の要否や重症度を決める材料にはなりません。

判断に迷うときこそ、我慢して様子を見るより先に、整形外科で状態を確認していただくことが、結果的に早く安心できる近道になります。

🔍 外傷性と変性、二つの半月板損傷

💡 結論:半月板損傷には「外傷性」と「変性」の2つのタイプがあり、この記事で以降ご紹介する研究は、すべて中高年の「変性断裂」を対象にしたものです。

半月板損傷には、大きく分けて「外傷性」と「変性」の2つのタイプがあります。この違いを理解しておくと、後半でご紹介する研究の話がどちらを対象にしているかが分かりやすくなります。

タイプ好発年齢主なきっかけ
外傷性断裂若年層・スポーツをしている方に多いジャンプの着地や急な方向転換、キック動作など、膝に強い力が加わる動き
変性断裂中高年に多い長年にわたる膝への負担の蓄積によって徐々に傷んでいく

日本整形外科スポーツ医学会の資料でも、ジャンプ着地や方向転換の際に体重が加わった状態で膝を強く捻る動作や、キック動作で膝を急激に伸ばす動作の反復によって半月板が損傷することが説明されています。靱帯損傷を合併するケースもあり、断裂の形も縦断裂・バケツ柄状断裂・水平断裂などさまざまです¹。

一方、当院にご相談いただく中高年の方の多くは、長年にわたる膝への負担の蓄積によって徐々に痛みが強くなっていくタイプで、膝や股関節の変形を伴っているケースも少なくありません。

⚠️ 研究のスコープにご注意ください

ここから先の研究の話は、いずれも「中高年の変性断裂」を対象にしたものです。スポーツ中の強い衝撃による若年者の外傷性断裂や、ロッキングを伴うようなケースにそのまま当てはめることはできません。混同しないよう、都度スコープを明記します。

📊 ★MRIで断裂が見つかった=痛みの原因とは限らない

💡 結論:MRIで半月板の断裂が見つかっても、それが必ずしも今の痛みの原因とは限りません。

ここからは、変性断裂について分かっている研究をご紹介します。まず知っておいていただきたいのが、「MRIで半月板の断裂が見つかった=それが痛みの原因」とは限らないという報告です。

50〜90歳の一般住民991名を対象に膝のMRI検査を行った研究結果が2008年に報告されています。半月板の断裂や損傷を持っている人の割合は、50〜59歳の女性で19%、70〜90歳の男性では56%にのぼりました。さらに注目すべきは、半月板断裂が見つかった人のうち61%は、直前1か月間に膝の痛み・うずき・こわばりをまったく感じていなかったという点です。レントゲンで変形性膝関節症の所見がある人に限っても、症状がある人の63%・症状がない人の60%に断裂が見られ、症状の有無で大きな差はありませんでした²。

💬 ここまで読んで気になることがあれば

「自分の半月板の状態が知りたい」「今の膝の違和感とどう付き合えばいいか不安」という方は、無理をする前にLINEでご相談ください。まずはお体の状態を確認するところから始めます。

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つまり、加齢とともに半月板に変化が起きるのはごく自然なことであり、画像に断裂が写っていること自体は、必ずしも「今の痛みの犯人」とイコールではないということです。もちろん、これは「痛みを気にしなくていい」という意味ではありません。だからこそ、痛みの原因を丁寧に見極め、医師の診断のもとで方針を決めることが大切になります。

💪 ★変性断裂で分かっていること(手術と運動療法)

💡 結論:中高年の変性断裂については、手術と運動療法とで長期的な成績に差がなかったという報告が複数ありますが、「だから手術は不要」と一般化できるものではありません。

「半月板損傷=手術しないと治らない」というイメージをお持ちの方も多いと思います。しかし、中高年の変性断裂に関する近年の研究では、少し違う姿が見えてきています。

  • 2013年(多施設・偽手術対照の二重盲検ランダム化比較試験):変形性膝関節症のない35〜65歳の146名を対象に、関節鏡による部分切除手術と、実際には切除を行わない「偽手術」を比較した研究があります。12か月後の時点で、痛みや機能などの主要な評価項目のいずれにも、両グループの間に統計的に意味のある差は見られなかったと報告されています³。
  • 2016年(2年追跡のランダム化比較試験):MRIで確認された変性内側半月板断裂を持つ中高年140名(平均49.5歳)を対象に、12週間の監督下運動療法と関節鏡下部分切除術を比較した研究です。2年後の膝の機能スコア(KOOS4)に、臨床的に意味のある差はなかったと報告されています。なお、運動療法を受けたグループのうち19%が後に手術に移行しましたが、それによる追加の利益は見られなかったとされています⁴。
  • 2025年(同じ研究チームによる10年追跡):この2016年の試験を10年後まで追跡した研究では、レントゲン上の変形性膝関節症の進行についても、両グループの間に統計的に意味のある差はなかったと報告されています。変形性膝関節症を発症した割合は手術グループ23%・運動療法グループ20%で、痛みや膝の機能はどちらのグループも改善していたとされています⁵。
  • 2023年(4件のランダム化比較試験のメタ分析・5年時点):手術に加えて運動療法を行った場合と、運動療法のみを行った場合を比べても、5年時点の膝の痛みや日常生活動作、生活の質に、有意な差はなかったと報告されています⁶。
  • 2024年(6件のランダム化比較試験・1,078名のメタ分析):運動療法は、手術(関節鏡下部分切除術)に比べて変形性膝関節症の進行リスクが低かったと報告されています⁷。

これらはいずれも「変性断裂では、手術と運動療法とで長期的な成績に差がなかった」という報告であり、「だから手術は不要」と一般化できるものではありません。手術が向いているかどうかは、断裂の形やロッキングの有無、生活への支障の程度によって一人ひとり異なります。最終的な判断は、必ず主治医とよくご相談ください。

では、どんなときに手術が検討されるのでしょうか。日本整形外科スポーツ医学会の資料では、リハビリテーションや薬で症状が改善しない場合に関節鏡手術を行うという順序が示されています¹。つまり、まず保存的な対応を試し、それでも症状が続くときに手術を検討する、という流れです。手術には損傷した部分を切り取る切除術と、糸で縫い合わせる縫合術があり、どちらを選ぶかは断裂した場所によって変わります¹。なお、半月板の損傷は膝の安定に重要な靱帯の損傷を合併することもあるため¹、そうしたケースでは判断がまた変わってきます。いずれにしても、これらを見極められるのは画像検査を含めて診察した医師だけです。

なお、変性断裂は変形性膝関節症と重なって語られることが多く、日常生活で気をつけたいポイントも共通しています。

👉 あわせて読みたい:変形性膝関節症でやってはいけないこと

🧬 なぜ「自然には治らない」と言われるのか

💡 結論:半月板は血流の乏しい部位が多く、いったん構造的に断裂すると自然にはくっつきにくい組織です。ただし痛みや動かしにくさといった機能面は、アプローチ次第で改善が見込める場合があります。

半月板は、いったん構造的に断裂すると自然にはくっつきにくい組織です。理由はシンプルで、部位によって血流の量が違うからです。

日本整形外科スポーツ医学会の資料によると、血流のある辺縁部の損傷であれば縫合できる一方、血流のない中央部の損傷は縫合が難しく、切除を行うことが多いと説明されています¹。血の巡りが乏しい組織は、傷を修復するための材料や酸素が届きにくいため、体の他の部分のようには自然治癒しにくいのです。

冒頭でお伝えしたとおり、構造そのものが元どおりになるわけではないというのは、こうした組織の仕組みに基づくものです。一方で、先ほどご紹介した研究が示していたのは、構造に手を加えなくても「痛み」や「機能」は改善が見込める場合がある、という事実でした。構造の問題と機能の問題は、切り分けて考える必要があるのです。

🔗 膝だけの問題ではないことが多い

💡 結論:膝の痛みは、足首・股関節・骨盤といった周辺部位の不具合を膝が「かばう」ことで、余計な負担がかかって生じているケースも少なくありません。

八王子で当院にご相談いただく方の中には、膝そのものの損傷だけでなく、周辺部位の不具合を膝が「かばう」ことで、余計な負担がかかって強い痛みにつながっているケースが少なからずあります。

かばう元になっている部位膝への影響
足首の不安定性足首のぐらつきを膝が代わりに支えている
股関節の硬さ股関節の動きの狭さを膝の動きで補っている
骨盤の歪み骨盤のバランスの崩れから筋肉の使い方が偏り、結果的に膝に負担が集中する

歩き方のクセや足元のバランスが膝の痛みにつながる例については、こちらの記事もあわせて参考にしてください。

👉 あわせて読みたい:膝の痛み、原因は股関節かも?

👉 あわせて読みたい:歩くと足の外側が痛い…原因は足首より骨盤かも?

👉 あわせて読みたい:足底腱膜炎の歩き方とケア

このように「膝は結果、原因は別の場所」というケースがあるのも、半月板損傷後の違和感が長引く一因になり得ます。

🏥 にこのあ整体院(八王子)でできること・できないこと

💡 結論:外傷性の半月板損傷そのものに整体で直接できることはほとんどありませんが、医師の診断のもとでの後療法や、全身のバランスを整えるアプローチでお手伝いできることがあります。

ここは、正直にお伝えしたい大切な部分です。外傷性の半月板損傷そのものに対して、整体で直接できることはほとんどありません。 断裂した組織を縫い合わせたり、切除したりすることは医師にしかできない医療行為であり、当院の業務範囲でもありません。

当院にご相談いただく方の多くは、手術を受けた後、あるいは手術をせず保存療法を選んだ後に、「なんとなく膝に違和感が残っている」という状態の方です。歩行時や階段を降りるとき、屈伸をするときに痛みを感じるという声をよくうかがいます。こうした方に対して、当院では次のような形でお手伝いしています。

  • 医師の診断のもとで、「後療法」としてのリハビリをお手伝いする(柔道整復師の業範囲内での対応)
  • 膝関節への施術だけでなく、足首・股関節・骨盤を含めた全身のバランスを整えるアプローチで、体全体の負担を減らす

また、当院で行う徒手検査(膝に手を当てて動きを確認するような検査)についても、正直にお伝えしておきたいことがあります。代表的な徒手検査の診断精度を調べた研究では、Thessalyテストの診断精度はプライマリケア医で54%、筋骨格系を専門とする臨床医が行っても59%にとどまりました。ほかの検査も、プライマリケア医が行った場合でMcMurrayテスト54%・Apleyテスト53%・関節裂隙の圧痛54%・問診55%で、いずれの徒手検査も、MRIの代わりとして日常的に用いるには精度が十分でないと報告されています⁸。ですから当院では、「触っただけで分かります」といったご案内はしません。半月板損傷の確定診断は、あくまでMRIなどの画像検査を含めて医師が行うものであり、当院はその診断結果をふまえて、生活の中での動きやすさを整えるお手伝いをする立場です。

すでに手術を受けられた方の癒着や筋膜のこわばりへのケアについては、こちらの記事も参考にしてください。

👉 あわせて読みたい:術後の筋膜リリース・癒着ケア

なお、施術者を選ぶ際の資格の見極め方については、こちらでも詳しくまとめています。

👉 あわせて読みたい:整体院の選び方と資格の見極め方

※個人の感想です。効果や経過には個人差があります。

🩹 サポーター・テーピングの考え方

💡 結論:サポーターやテーピングは、関節のぐらつきを防ぎ一時的に負担を軽減するための道具です。具体的な選び方や巻き方は、医師や専門家にご相談ください。

急性期や、どうしても膝に負担がかかる動きが避けられないときには、サポーターやテーピングで膝をしっかり固定することが役立つ場面があります。

特に大切なのは、関節のぐらつきを防ぐための固定という視点です。膝がぐらついた状態のまま動き続けると、周囲の組織にさらに負担がかかりやすくなるため、仕事などでどうしても動かなければならない場合は、サポーターやテーピングで膝を保護しながら過ごすことをおすすめしています。

一方で、サポーターやテーピングは、あくまで一時的に負担を軽減するための道具です。具体的な製品の選び方やテーピングの手技については、症状の程度によって適切な方法が異なりますので、この記事では踏み込んだ断定は避け、まずは医師や専門家に直接ご相談いただくことをおすすめします。固定に頼りきって痛みのサインを見過ごさないよう、体の様子を見ながら使っていただくことが大切です。

🗓️ 仕事・生活で気をつけること

💡 結論:安静にできる環境なら無理に動かず安静を優先し、動く必要がある場合はサポーターで固定を。ロッキングや腫れ、膝くずれのサインがあれば、我慢せずすぐに医師の診察を受けてください。

「半月板損傷 仕事 休む」で検索される方も多くいらっしゃいます。ここでの基本的な考え方はシンプルです。

  1. 安静にできる環境であれば、できる限り安静に過ごす。 急性期に歩かずに済むのであれば、無理に歩かないことが一番です。
  2. どうしても動かなければならない場合は、サポーターやテーピングでしっかり膝を固定し、関節のぐらつきを抑えたうえで動く。
  3. ロッキングや腫れ、膝くずれなどのサインがあれば、我慢して仕事を続けようとせず、すぐに医師の診察を受ける。

無理をして今の痛みを悪化させてしまうより、早めに状態を確認して適切な保護をするほうが、結果的に日常生活へ早く戻れる近道になります。八王子近郊で働いている方からも、「仕事中どこまで動いていいか分からない」というご相談をよくいただきますが、その判断基準もまずは主治医と共有しておくと安心です。

❓ よくある質問

Q1. 半月板損傷でも歩ける場合はどのくらいありますか?

歩けることと損傷の程度は必ずしも一致しません。断裂があっても症状をまったく感じていない方が一定数いる一方で²、強い痛みが出る方もいます。「歩けるから大丈夫」と自己判断せず、整形外科で状態を確認することをおすすめします。

Q2. 半月板損傷は自然に治りますか?

血流のある辺縁部の損傷は縫合できる場合がありますが、血流の乏しい中央部の損傷は自然には治りにくい構造です¹。ただし、痛みや動かしにくさといった機能面は、アプローチによって改善が見込める場合があります。

Q3. 手術は必ず必要ですか?

中高年の変性断裂については、手術と運動療法とで長期的な成績に大きな差がなかったという報告が複数あります³⁴⁵⁶⁷。ただし、これは「手術が不要」という意味ではなく、断裂の形やロッキングの有無によって最適な方針は変わります。手術の要否は必ず主治医と相談して決めてください。

Q4. サポーターやテーピングにはどんな意味がありますか?

関節のぐらつきを防ぎ、動くときの負担を減らす目的で使われます。具体的な製品選びや巻き方は個人差が大きいため、医師や専門家に直接ご相談ください。

Q5. 整体で半月板損傷は良くなりますか?

半月板そのものの構造に整体で直接アプローチすることはできません。当院では、医師の診断のもとでの後療法としてのリハビリや、足首・股関節・骨盤を含めた全身のバランスを整えるアプローチによって、痛みや動かしにくさといった機能面の改善をお手伝いできる場合があります。

Q6. 仕事はどのくらい休むべきですか?

ロッキングや腫れ、膝くずれなど見逃したくないサインがある場合はすぐに受診してください。それ以外の場合は、サポーターなどで固定しながら過ごせるケースもありますが、最終的な判断は主治医とご相談ください。

手術後や保存療法後になんとなく膝に違和感が残っている方へ

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✅ まとめ|八王子で半月板損傷後の膝の違和感にお悩みの方へ

  • 半月板は膝のクッションの役割を果たす組織で、損傷すると痛みやひっかかり、ひどい場合はロッキングが起こることがあります
  • ロッキング・膝の腫れ・膝くずれ・体重をかけられないなどのサインがあれば、すぐに整形外科を受診してください
  • 「歩ける」ことは判断材料の一つにすぎず、それだけで重症度を決めることはできません
  • 中高年の変性断裂については、手術と運動療法とで長期的な成績に差がなかったという報告がありますが、手術の要否は主治医の判断によります
  • 構造的な変化が起きた組織自体は元には戻りませんが、痛みや動かしにくさという機能面はアプローチによって改善が見込める場合があります
  • 外傷性の半月板損傷そのものに整体で直接できることはほとんどありませんが、医師の診断のもとでの後療法や、全身のバランスを整えるアプローチでお手伝いできることがあります

半月板損傷は、構造そのものと、日々の痛みや動かしにくさという機能の面を分けて考えることで、次の一歩が見えやすくなります。手術後や保存療法後になんとなく残る膝の違和感は、決してそのまま我慢し続けるものではありません。八王子で膝の状態に向き合いながら、少しずつ動きやすい毎日を取り戻していただけるよう、当院も全身のバランスという視点からお手伝いしています。

にこのあ整体院・マッサージ院

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国家資格4種(柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師)/D.C.(CCEA認可)/オステオパシーD.O.(専攻中)

📝 執筆者プロフィール

📝 執筆者プロフィール

山﨑 駿(やまざき しゅん)— にこのあ整体院・マッサージ院 院長

資格名詳細
柔道整復師国家資格。骨折・脱臼・捻挫などの外傷を専門とする
あん摩マッサージ指圧師国家資格。手技による施術の専門家
はり師国家資格。鍼による施術の専門家
きゅう師国家資格。灸による施術の専門家
D.C.(Doctor of Chiropractic)カイロプラクティックの専門職学位。Tokyo College of Chiropractic 修了(CCEA/Councils on Chiropractic Education Australasia 認可)
登録カイロプラクター(JCR)日本カイロプラクティック登録機構・登録番号0963
D.O.(オステオパシー)ディプロム・ド・オステオパシー(D.O.)専攻中

ひとこと

半月板損傷は、外傷性か変性かによって、また断裂の場所によって、できることが大きく異なります。当院で直接お手伝いできる範囲には限りがありますが、まずは医師の診断を受けていただいたうえで、痛みや動かしにくさという機能の面から、少しでも動きやすい毎日に近づけるお手伝いができればと思っています。

この記事の内容は、院長の専門的知識と臨床経験、および公表されている研究報告に基づいています。
症状が重篤な場合や不安がある場合は、必ず医療機関へご相談ください。

📚 参考文献

  1. 一般社団法人日本整形外科スポーツ医学会 広報委員会「スポーツ損傷シリーズ 33.半月板損傷」(2022年12月作成)
  2. Englund M, Guermazi A, Gale D, Hunter DJ, Aliabadi P, Clancy M, Felson DT. “Incidental meniscal findings on knee MRI in middle-aged and elderly persons.” N Engl J Med. 2008;359(11):1108-15. doi:10.1056/NEJMoa0800777(PMID: 18784100)
  3. Sihvonen R, Paavola M, Malmivaara A, Itälä A, Joukainen A, Nurmi H, Kalske J, Järvinen TL. “Arthroscopic partial meniscectomy versus sham surgery for a degenerative meniscal tear.” N Engl J Med. 2013;369(26):2515-24. doi:10.1056/NEJMoa1305189(PMID: 24369076)
  4. Kise NJ, Risberg MA, Stensrud S, Ranstam J, Engebretsen L, Roos EM. “Exercise therapy versus arthroscopic partial meniscectomy for degenerative meniscal tear in middle aged patients: randomised controlled trial with two year follow-up.” BMJ. 2016;354:i3740.(PMID: 27440192)
  5. Berg B, Roos EM, Englund M, Kise NJ, Engebretsen L, Eftang CN, Risberg MA. “Arthroscopic partial meniscectomy versus exercise therapy for degenerative meniscal tears: 10-year follow-up of the OMEX randomised controlled trial.” Br J Sports Med. 2025;59(2):91-98. doi:10.1136/bjsports-2024-108644(PMID: 39326908)
  6. Fernández-Matías R, García-Pérez F, Gavín-González C, Martínez-Martín J, Valencia-García H, Flórez-García MT. “Effectiveness of exercise versus arthroscopic partial meniscectomy plus exercise in the management of degenerative meniscal tears at 5-year follow-up: a systematic review and meta-analysis.” Arch Orthop Trauma Surg. 2023;143(5):2609-2620(PMID: 35996030)
  7. Meng J, Tang H, Xiao Y, Liu W, Wu Y, Xiong Y, Gao S. “Long-term effects of exercise therapy versus arthroscopic partial meniscectomy for degenerative meniscal tear: A meta-analysis of randomized controlled trials.” Asian J Surg. 2024;47(6):2566-2573. doi:10.1016/j.asjsur.2024.03.091(PMID: 38531745)
  8. Blyth M, Anthony I, Francq B, Brooksbank K, Downie P, Powell A, Jones B, MacLean A, McConnachie A, Norrie J. “Diagnostic accuracy of the Thessaly test, standardised clinical history and other clinical examination tests (Apley’s, McMurray’s and joint line tenderness) for meniscal tears in comparison with magnetic resonance imaging diagnosis.” Health Technol Assess. 2015;19(62):1-62. doi:10.3310/hta19620(PMID: 26243431)


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